こんにちは、設販グループの近藤（久）です。
暦の上では春ですが、今年は寒い日が続きます。
皆さん、風邪など引いていませんでしょうか？
一昨年より新型コロナウイルスが出現し、
うかつに風邪も引けない状況です。
今回は、中部配管の仕事（工事）について
書かせていただきます。
中部配管は主にガス配管工事を行っております。
また、それに関連したガス温水式床暖房
・ガス温水式浴室暖房乾燥機
・ガス衣類乾燥機などの
設置工事も行っています。
主に、ガス関連工事の施工を行っていますが、
他の工事も少しではありますが行っております。
今回は、ガス関連工事以外の工事について
書かせていただきます。
昨年、６月に施工させていただきました
お寺の屋根工事についてです。
お寺の屋根は真ん中から端にいくほど、
勾配が緩くなっています。
このことを「反り屋根・てり屋根・縄だるみ」と言います。
側面には屋根頂点下に棟木
（屋根の一番高い位置を支える部材）
を隠す飾りが取り付けられています。
↑ の写真に写っている飾りが
今回の工事を行う部分になります。
この飾りは「懸魚」（げぎょ）と呼ばれるものです。
今回の工事はこの懸魚の撤去を行う事です。
このお寺は名古屋市北区にある有隣寺さんで
建物は鉄筋コンクリート造りになっており、
懸魚はその部分を地上で作成し
ボルトで屋根に取り付けられています。
今回、足場を組みハツリ作業と
左官補修・塗装工事を行いました。
本堂下には幼稚園の園庭があり、
足場材の搬入・組立は
日曜日しか行う事が出来ませんでした。
昨年のゴールデンウイーク以降は
日曜日になると雨が降り
足場組を２回延期しました。
足場が組み上がったところで、
懸魚を再度確認したところ、
下から見た時より損傷が激しく
かなりひびが入っており、
一部手でも割れる状態でした。
ひび割れができ、
そこから雨などの水が入り
鉄筋を錆させ
コンクリートが割れた物と思われます。
また懸魚は
北側と南側に取付けらており、
北側の傷みがひどく
雨・雪がひび割れの中に入り、
それが乾き難いのと
冬場は凍結して
割れを促進させたものと思われます。
懸魚を裏から見たところです。
かなりひどく割れているのが確認できます。
また、コンクリートが割れて
屋根に落ちた事から、
屋根瓦が30枚ほど割れていることも判明し、
ご住職に報告させていただき
割れた瓦の取替も行う事になりました。
全てを確認したところで、
懸魚の撤去作業を行いました。
撤去は思った以上に早く完了し、
翌日、左官屋さんに
懸魚撤去部分の補修を行ってもらいました。
モルタルで補修を行い、
数日間乾燥させたところで塗装工事を行う。
塗装工事でまず行う事は、塗料の色合わせ。
瓦下の薄茶色部分の色を見ながら
いろいろな色の塗料を混ぜ微調整を行う。
塗料は乾燥前と乾燥後では
乾燥後の方が濃くなるため、
それを想定しながらの調合になり、
やはり経験が必要な作業。
また、塗装後月日が経過したとき
色褪せが出るので
それも見越しての調合になります。
塗料の調合には1時間ほど要し、
屋根に上がり補修部分に塗料を塗ります。
塗料は水性塗料を使用しているため
臭いもなく、
天気も良い事から１時間ほどで乾燥します。
乾燥したところで
周辺部分と色が合っていることを確認して、
再度塗装を行い仕上げます。
塗装工事が完了し
最後に瓦の張り替えも行い、
次の日曜日に足場を撤去し工事を完了しました。
幼稚園の園児さんの安全に留意しながらの施工で、
何時もとは違う緊張感の中の作業でしたが、
無事完了しほっとしました。
最後に、工事完了後の屋根全体の写真を見ていただきます。
中部配管はガス工事以外の
建築に係る工事も行っております。
「我が家で『ここを少し直したいな。』」
と思われましたら、
中部配管にご一報をお願い致します。
次回は、供給チームの久野さんです☆
どうぞ楽しみにお待ちください。
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